補修工事について
2023年10月27日
今回は、改修工事で一番大事な補修工事について、代表的な工事
①欠損補修
②Uカット補修 についてご紹介いたします。
なぜ、補修工事が一番大事なのか…
建物は、地震で亀裂が入ったり、
その亀裂等から侵入した水によって、コンクリートがスカスカになって強度が落ちたり、
内部にある鉄筋が錆びて、サビの膨張によってコンクリートが剥落したりします。
極端に、補修工事を完璧にすれば塗装工事は要らないという方もいます。
塗装は水の侵入を防ぐ役割をしていますので、絶対に要らない事はないのですが、それほど補修工事は大事だという事です。
下の写真は、横に亀裂が入り、そこから侵入した水によって、この時点では剥落しておりませんが、コンクリートが浮いている状態です。
①の欠損補修(浮いている部分を落として、元に戻す工法)
コンクリートが完全に浮いているので、浮いている部分は撤去していきます。
撤去が終われば、清掃し、プライマーを塗って、樹脂モルタルで形を整えて、完了です。
コンクリートの角も元の通りに整える、左官屋さんの技です。
ここまで、20分の作業です。
欠損については、建物の面積の3%~5%あるのが一般的です。
この後については、水が浸入しないように、防水材を塗っていきます。
続いては、
②Uカット補修(亀裂が0.3mm以上ある場合に用いる工法)
Uカット工法と呼ばれるのは、クラックに沿ってU型にコンクリートを
削るところから、そう呼ばれています。
0.3mm以上あるクラックについては、地震の揺れ等で建物に負荷が掛かる部分に発生します。
窓の四隅に、45度の角度で発生する事が多いです。
下の写真は、建物の四隅の近くに発生したクラックです。
次に、清掃、プラーマーを塗って、コーキングを充填していきます。
コーキングを充填するのは、一度大きく割れる部分は、地震がまたくれば、 同じように割れやすい部分だからです、地震の揺れを逃がす為に充填します。
コーキングを充填しても、壁の面と水平にならないので、次はその上にモルタルを充填し、壁の面に水平に整えていきます。
完成した写真が、下になります。
補修工事には、この他樹脂モルタルの注入、
0.3mm以下のクラックについては、カチオンペーストの摺り込み等がありますが、その状態によって工法は色々です。
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