外壁塗装の失敗例まとめ!失敗を回避するポイントも解説【施工例あり】
2022年10月17日
「外壁塗装の失敗にはどんなものがあるの?失敗例が知りたい!」
「外壁塗装をしたいけど、イメージと違ったり、高額な費用を請求されたらどうしよう……」
「外壁塗装の業者選びで失敗しないポイントは?」
本記事では、このような不安や疑問をお持ちの方に向けて、外壁塗装の失敗例と、失敗を回避するポイントについてご紹介します。
また、外壁塗装の専門家である弊社「白鳳」が実際に施工している工事の様子や施工例についても紹介していますので、外壁塗装でお悩みの方はぜひ参考にご覧ください。
<目次>
外壁塗装のよくある失敗例と回避方法
外壁塗装は10〜15年に1度のことですので、経験や知識がなくて当然です。しかし、外壁塗装は建物の安全性に直結する問題ですし、費用も高額なため、失敗は回避したいところです。
そこで、外壁塗装のよくある失敗例を回避方法と併せてご紹介していきます。
失敗例①:現地調査後の工事増減
外壁塗装のよくある失敗例として、現地調査後の工事増減があります。
例えば、
「現地調査の時は外壁塗装の塗り替えだけで良いと言われたが、外壁材の張り替えが必要だと言われた」
「現地調査の時は外壁材の張り替えが必要だと言われたが、あとから塗り替えだけで良いと言われた」
というように、現地調査時の報告と工事内容が変わることで、費用や工事期間に変動が生じてしまったという例です。
工事が増えると費用面の負担が大きくなり、反対に、工事数が減ると「本当に減らしてしまって大丈夫?」と不安になるもの。不信感を抱えたまま外壁塗装工事を進めてしまうと、この先ずっと後悔が残る可能性があります。
このような失敗を防ぐには、複数の外壁塗装会社から相見積もりをとるのが良いでしょう。
ただし、工事を進めていくと外壁内部が予想以上に腐食していたことが判明するなど、作業を進めてみないと実際の状態がわからない例もあります。この場合、追加費用を支払うことにはなりますが、建物の安全性を保つためですので、工事を追加してでもしっかり補修しておくべきだと言えます。
失敗例②:業者の手抜き工事
外壁塗装のよくある失敗例として、業者の手抜き工事もあげられます。
【手抜き工事の例】
- 適当に養生している
- 足場を設置しない
- 高圧洗浄後に汚れが残っている
- 下地処理があまい
- 塗料が適切に希釈されていない
- 乾燥時間を省略していく
- 塗装が1〜2回のみ
- 悪天候の中でも工事を続けている
- 塗り残しや塗りムラがある
これらの手抜き工事は、業者側の確認漏れや技術力不足、利益を最優先にした施工といった原因が考えられます。
外壁塗装は、一見するとダイナミックな工事に見えますが、実際は非常に繊細な作業が組み合わさっているため、知識がない人にとって施工の良し悪しの判断がつきにくいものです。このような悪徳業者を選んで失敗しないように、事前に外壁塗装の工事手順や工事の様子などを知っておくと安心でしょう。
また、外壁塗装の様子については、弊社の現場レポートでご確認いただけますので、ぜひ参考にご覧ください。
【施工事例】
失敗例③:工事費用のぼったくり
外壁塗装のよくある失敗例として、工事費用のぼったくりがあります。
残念なことに、相場の倍以上の工事費用を請求する屋根・外壁塗装が存在するのは事実です。ぼったくりが発生する大きな理由は、費用が不鮮明で相場がわかりにくい点にあるでしょう。
例えば、
- 訪問販売で工事を急かされて契約してしまった
- 無料点検だと言われたが高額な費用を請求された
- キャンペーン価格と偽ってぼったくり費用だった
というような手口で、ぼったくり被害にあうケースが散見されます。
さらに悪質なものでは、外壁に霧吹きで水をつけて雨漏りを演出するといった自作自演で工事をふっかけられたという例も。
このような悪徳業者は言葉巧みに営業してきますが、工事を急かされてもその場で即決はせず、複数社から相見積もりをとり、外壁塗装の費用相場と照らし合わせて、検討された方が良いでしょう。
失敗例④:業者の誤提案
外壁塗装のよくある失敗例として、「業者の提案が間違っていた」というケースもあります。
【誤提案の例】
- 契約内容が違った
- 塗料が違った
- 施工方法が違った
- スケジュールが違った
このような失敗を防ぐには、外壁塗装を業者に任せきりにしないことです。
悪徳業者でない限り、業者側も細心の注意を払って契約や工事を進めていきますが、食い違いや行き違いなどで提案に誤りが出ることも稀に発生しますので、契約時には必ず紙面上に書かれている契約内容・塗料の種類・施工方法・スケジュールをチェックしましょう。
また、外壁材に対応していない塗料や施工方法を提案されて契約に至ってしまった場合は、業者側の過失と判断され、契約内容の変更・破棄で解決していくのが一般的です。
失敗例⑤:イメージとの相違
外壁塗装のよくある失敗例として、イメージの相違もあげられます。
外壁塗装は、
- 準備(洗浄や足場の組み立てなど)
- 下処理(補修や下塗りなど)
- 塗装(中塗りと上塗り)
という流れで工事を進めていくのですが、使用する材料や塗料には相性がありますので、途中から塗料の種類を変更するのは基本的に難しく、変更を希望する場合は、追加費用を支払って工事をやり直していく必要があります。
このような失敗を回避するには、外壁塗装工事を開始する前に、依頼主と業者でイメージのすり合わせを行うことです。このことから、事前の打ち合わせがほとんどない業者を選ぶと、失敗するリスクが高まると言えるでしょう。
失敗例から学ぶ!外壁塗装業者を選ぶポイント
外壁塗装の失敗例をもとに、外壁塗装業者を選ぶポイントを5つご紹介します。
- 外壁塗装の費用相場に近い金額か
- 仕上がりがイメージできる提案をしてくれるか
- 品質管理を徹底しているか
- 過去の施工実績を教えてくれるか
- 工事後の定期点検や保証はあるか
これらのポイントをおさえて、外壁塗装の失敗を回避していきましょう。
それでは、詳しく解説していきます。
ポイント①外壁塗装の費用相場に近い金額か
先の失敗例のように、外壁塗装でぼったくり被害にあわないようにするには、費用相場を把握しておく必要があります。
外壁塗装の費用は建物の規模や使用用途、劣化症状などによって変動するため、価格のイメージが掴みにくいものですが、塗装する面積1㎡あたり2,400円程度が相場となっています。
例えば、3階建て賃貸マンションの外壁を全面塗装する場合だと120万円程度が目安です。
外壁塗装の費用には塗料代の他にも、
- 施工代
- 足場代
- 養生代
- 運搬費
- ゴミ廃棄費
などが含まれており、ひび割れやコーキング剥がれなどの劣化が進行している場合は、補修代が上乗せされます。さらに、外壁塗装だけで補修できないほど劣化が進んでしまっていたら、外壁材の張り替えなどが必要となりますので、倍以上の費用が発生する可能性もあります。
費用の決定について、依頼主がある程度自由に選択できるのは塗料の種類ですが、安い塗料は高いものと比べて耐用年数や品質性能で劣るため、10年20年先を見据えると、逆に高くつくことがあります。また、外壁状態は資産価値にも影響しますので、費用だけで判断してしまうのはお勧めしません。
ちなみに、外壁塗料には、ウレタンやアクリル、シリコン、フッ素、ピュアアクリルなどがあり、よく選ばれるのは価格と耐久性のバランスが良いシリコン塗料で、外壁面積300㎡までで1㎡あたり1,900円程度、500㎡以上で1,200円程度となっています。
塗り替え費用の相場は「外壁の塗り替え費用の相場は?塗料の種類・安くするコツは」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
ポイント②仕上がりがイメージできる提案をしてくれるか
先ほどの失敗例でもご紹介したように、「外壁塗装を頼んだが、イメージの相違で失敗した……」というケースはよく聞く話です。
外壁塗装の仕上がりを完璧にイメージすることは大変難しいのですが、難しいからといって、「カタログしか見せてくれない」「打ち合わせ自体がそもそもない」というような業者を選ぶと失敗しやすいでしょう。
業者選びの失敗を防ぐには、シミュレーションツールや施工事例などを活用して、“仕上がりがイメージできる提案をしてくれるかどうか?”という点に注目してみてください。
白鳳のシミュレーションシステム
弊社「白鳳」では仕上がりが見えるシミュレーションシステムを運用しており、限りなく実物に近い状態で仕上がりイメージをご確認いただけます。
また、一般住宅のカラーシミュレーション事例も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
ポイント③品質管理を徹底しているか
外壁塗装のよくある失敗例として、業者の手抜き工事をご紹介しましたが、手抜きとまではいかずとも、外壁塗装は業者によって品質の違いが生じやすくなっています。
その原因の一つに、施工を別の専門業者に委託することによって、現場の品質管理が疎かになっているケースがあげられます。
施工を別業者に委託するのは普通のことで、それ自体が悪いわけではありませんが、依頼者から注文を受けた外壁塗装業者が、
- 専門業者に丸ごと仕事を発注している
- 専門業者がさらに別の業者や職人に仕事を発注している
という場合、食い違いや行き違いが発生しやすく、また、現場とのコミュニケーションがとりづらいこともあり、品質管理のリスクが非常に高い状態だと言えるでしょう。
例えば、「現場感覚ではAよりBの方が良いと思っても、元請業者からはAという指示が来ているので、仕方なくAで施工を進めた」「依頼主から変更の要望があったが、伝達が遅れて変更できない段階まで進んでしまっていた」ということもあり得るのです。
このような失敗を防ぐためにも、「誰が実際の施工をするのか?」というポイントは、ぜひおさえておきたいところです。
加えて、ISO9001という品質管理の国際規格を取得している業者かどうかというのも一つの目安となります。ISO9001は、良いサービスを提供するための仕組みや管理体制の規格で、取得するには文書審査と実地審査を通過しなければならず、費用も100万円以上と高額です。そのため、ISO9001を取得している外壁塗装業者は、優良業者である確率が高いと言えるでしょう。
白鳳の品質管理
ひとりの職人からスタートした弊社「白鳳」は、社員全員が職人出身の“現場直営”業者です。現場視点で業務を組み立て、徹底した品質管理に取り組んでいます。
また、ISO9001に準拠した施工管理を徹底しておりますので、ゼネコンなどでの高い要求レベルを実現しています。
ポイント④過去の施工実績を教えてくれるか
先ほどご紹介した失敗例の中に「業者の誤提案」がありましたが、過去に似たような施工実績があるかどうかを確認することで、失敗を回避できる場合があります。
外壁塗装と一口に言っても、
- 一般住宅などの外壁塗装を専門とする業者
- ひび割れやコーキングなど特定の修繕を専門とする業者
- マンションや工場などの中〜大規模修繕を専門とする業者
と、専門ジャンルは細かく分かれ、施工方法や流れ、注意しなければいけないポイントが異なります。
例えば、マンションには集合住宅特有の法律(「建物の区分所有等に関する法律」)や管理規約があるのですが、集合住宅の外壁塗装実績がない業者に依頼すると、これらに違反する可能性があります。
親切な塗装業者であれば「専門外なので対応ができない」と説明があるかと思いますが、利益を最優先している業者の場合、知識や経験がなくても受け入れる可能性があります。この場合、過去に似たような施工実績があるかを直接聞いてみるか、ホームページなどに掲載されている施工事例から施工実績を確認してみてください。
ちなみに、弊社の施工実績は「施工事例」でご確認いただけます。また、本コラムでも随時現場の状況をレポートしていますので、ぜひ参考にご覧ください。
ポイント⑤工事後の定期点検や保証はあるか
業者の手抜き工事による失敗例をご紹介しましたが、手抜き工事を回避するには「外壁塗装工事後の定期点検と保証があるか?」というポイントに着目されることをお勧めします。
外壁塗装で施工不良があった場合、早くて1年以内に塗装の剥がれやひび割れが発生します。剥がれやひび割れを放置すると、劣化箇所がどんどん広まっていくだけでなく、雨水が外壁内部に浸透することで構造体の腐食や雨漏りなどの発生リスクが高まるため、できるだけ早く補修したいところなのですが、定期点検や保証のない業者を選んでしまうと、これらの補修は全て実費となります。
また裏を返せば、「定期点検や保証といったアフターサービスを設けている=施工品質や会社運営に自信がある証」ですので、このような施工不良が起こる確率も少ないと言えるでしょう。
定期点検や保証はこの先数年にわたることですので、その土地で長く運営してきたかという点にも注意してみてください。
外壁塗装は白鳳にお任せ!まずは無料相談を!
今回は、外壁塗装の失敗例と、業者選びの失敗を回避するポイントについてご紹介しました。
弊社「白鳳」は大規模修繕を強みとする建築工事及び塗装工事業者です。外壁塗装や屋根塗装だけでなく、リフォームや建材の張り替えもお任せください。
また、弊社は外壁・屋根塗装メンテナンスの他にも、床や内装、タンク、配管、建具などの塗装メンテナンスも得意としています。ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。