コラム

工場の外壁を塗装するメリットは?費用相場かやタイミングについても解説

2022年8月8日

工場の外壁を塗装するメリットは?費用相場かやタイミングについても解説

「そろそろ工場の外壁を塗装すべき?」とお悩みの方に向けて、工場の外壁塗装がもたらすメリットをご紹介します。

近年、塗料の性能は格段にアップしてきており、ただ外観がキレイになるだけでなく、さまざまな効果が期待できるようになりました。皆様が以前に塗装された頃と比べると、その進化に驚かれることと思います。

そこで今回は、外壁塗装のメリットだけでなく、外壁塗装に適したタイミングや施工期間、費用相場についても解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。

工場の外壁を塗装するメリット

工場の外壁を塗装するメリットとしては、工場自体の保護の他にも、工場内の設備保護や周辺環境への配慮、労働環境の改善、光熱費の削減といった点があげられます。

  1. 工場や設備の保護
  2. 周辺環境や人への配慮
  3. 労働環境の改善
  4. 光熱費の削減

それでは詳しく見ていきましょう。

メリット①工場や設備の保護

外壁塗装が劣化する原因の多くは「雨風」です。

雨風によって塗装が劣化すると、徐々にクラック(ひび)が入っていき、そのひびに雨水や汚れが入り込むことで腐食が進んでいきます。

やっかいなのは構造クラックと呼ばれるひび割れで、腐食が外壁にとどまらず、工場の基礎部分にまで被害が進んだ状態を言います。構造クラックが生じてしまうと、工場自体の強度が著しく低下するため、今すぐにでも外壁塗装が必要でしょう。

外壁塗装の劣化が与える影響は建物だけでなく、雨漏りや結露の発生によって工場内にまで及びます。

しかし、外壁を塗装しておくことで、防カビ・防熱・防音などの効果によって耐久性がアップし、さらに防水・防汚・紫外線防止保護といった付加機能のある高耐久塗料を塗装すれば、耐用年数を格段に伸ばすことが可能になります。

メリット②周辺環境や人への配慮

「外壁は建物の顔」と言われるように、外壁で工場や会社を評価する人も存在します。汚い外壁とキレイな外壁、どちらが良い印象であるかは明白でしょう。

さらに言えば、外壁の汚れやひび割れがあまりに目立つ状態だと、新規顧客や人材の獲得にも影響が及ぶ恐れがあります。

また、工場がキレイに塗装されていると、近隣住民の方々からの評価も上がって安心な暮らしを提供することができますし、工場のような規模の大きな建物が清潔であることは安全な地域社会づくりにも貢献できます。

メリット③光熱費の削減

遮熱効果のある塗料を外壁に塗装すると、熱の吸収を抑制し、熱が工場内へ侵入するのを防ぐことができます。

工場の立地や形状、建物自体の断熱性、工場内での作業内容にもよりますが、遮熱塗料を塗装することで工場内の温度は約1〜3℃も低下。エアコンの設定温度は1℃上がるごとに消費電力を10〜13%抑えられるとされていますので、光熱費の節約につながります。

遮熱と言う言葉だけを聞くと「冬場は逆に寒くなって暖房費が上がるのでは?」という疑問が生じますが、遮熱効果は冬場に発揮されづらいという特徴を持っているなんとも嬉しい塗料となっています。

これは太陽の角度によるもので、夏至の頃は地面に対して太陽が約80度と高い位置に昇るのに対し、冬至の頃は約30度と低い位置にとどまります。つまり、冬場は太陽が外壁にあたりにくいため、遮熱効果自体が意味をなさないのです。

費用面で外壁塗装をためらっている方も多いかと思いますが、トータルコストで見ると塗装された方がかえって安上がりとなるケースもありますので、光熱費と照らし合わせて検討されてみてください。

メリット④労働環境の改善

外壁塗装は、労働環境の改善にも大きく影響します。

工場内で働く従業員にとって、工場は1日の大半を過ごす場です。

職場環境と仕事のモチベーションは密接に関係しており、心地よいと感じる環境に身を置くと仕事の効率や質が上がると言われています。

また、先ほどご紹介した遮熱塗装を外壁に施せば「暑すぎる」といった気温のストレスからも解放され、熱中症予防にもつながります。作業環境が快適になると、集中力が上がり、生産性も高まるでしょう。

工場の外壁塗装に適したタイミングとは?

工場外壁の塗装剥がれ

次に、工場の外壁塗装に適したタイミングについてご紹介します。

まず、外壁塗装に適した季節ですが、塗料の進化によって基本的にいつ塗装しても問題ありません。ただし、「気温が5℃未満」や「相対湿度が85%以上」の時は避けた方が無難です。

弊社では最適な施工時期についてもご提案しておりますので、皆様にとってベストなタイミングでご相談いただければと思います。

さて、外壁塗装に適したタイミングとしては、下記をきっかけとされるお客様が多い印象です。

  • 前回の外壁塗装から10〜15年経過している
  • 外壁の汚れが気になり始めた
  • 耐久性をアップさせたいと思い始めた
  • 商談や採用活動の前

それでは詳しく見ていきましょう。

前回の外壁塗装から10〜15年経過している

工場の外壁塗装は10〜15年周期が一般的です。新築の場合は築10年を経過した頃が外壁塗装のタイミングとなります。これは、塗料の耐用年数が10年〜15年であることに起因します。

ただし、工場の立地や雨風、自然災害などによってはこの限りではありません。先ほどもご紹介した通り、塗装剥がれやひび割れが目立つようであれば工場自体の安全性が低下していますので、年数にかかわらず検討された方が良いでしょう。

特に、台風などの風災によって被害が出た場合、火災保険が適応されるケースもありますので、塗装を開始する前に保険会社にご確認ください。

塗装周期が10〜15年の理由については、こちらのコラム「外壁塗装の時期が10~15年の理由は?塗装ができない6つの条件」で詳しく解説しています。

外壁の汚れが気になり始めた

10年以上経過していなくても、汚れ・傷み・雨漏りが気になり始めたら、塗装しても良いタイミングです。

なかでも雨漏りは工場自体の耐久性を下げるだけでなく、工場内設備の故障や製品がダメになる可能性も想定し、早めに手を打たなければなりません。また火災が発生するリスクや、雨漏り箇所が増加する懸念もあります。

耐久性をアップさせたいと思い始めた

汚れや傷みはそこまで気にならないものの、断熱や防水、紫外線防止保護といった付加機能が欲しくなった時も外壁塗装のタイミングです。工場内の環境改善の一環として、また、機材を一新する際のついでに高耐久塗料を塗装される方もおられます。

高耐久塗料はその名の通り耐用年数が延び、一般的な塗料が10年前後なのに対して15年〜20年となっています。こまめに洗浄していればキレイな状態が長くキープできますので、値段は上がりますが、10年先・20年先を見据えるとトータルコストが下げられるケースもあります。

商談や採用活動の前

外壁塗装のタイミングが掴めない方は、大きな商談や採用活動の前での施工もオススメです。

来訪時に工場の外壁が汚いと「ここに仕事を任せても(就職しても)大丈夫かな?」と信頼感や期待感を低下させてしまう恐れがあり、反対に、汚れやひび割れのない清潔さを感じる外壁であれば良い印象を与えられるでしょう。

特に採用活動においては、福利厚生の一環として社内環境の整備に力を入れている企業が増加する傾向にあります。これは「働きやすさ」や「環境の良さ」を重視する若者が増えているからです。今後、人材獲得に注力しようと検討されている場合は、採用活動前に外壁塗装をすませておきたいところです。

工場の外壁塗装にかかる期間と費用相場

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次に、工場の外壁塗装にかかる期間と費用相場について見ていきましょう。

期間や費用は工場の規模によって幅がありますが、期間としては2週間〜1ヶ月、費用相場は1,000〜4,500円 /㎡が多い傾向です。

  • 【目安期間】2週間〜1ヶ月
  • 【費用相場】1,000〜4,500円 /㎡

では、ここで施工の流れや塗料代について詳しくご紹介します。

施工期間の目安は2週間〜1ヶ月

外壁塗装の期間は一般住宅で7〜10日ほど、工場になると2週間〜1ヶ月、規模が大きければ2ヶ月程度かかることもあります。

施工の流れは次の通りです。

  1. 近隣への挨拶まわり
  2. 施工準備(足場の組み立て・養生・高圧洗浄・塗膜剥離など)
  3. 下地処理(クラック補修・欠損補修・下塗りなど)
  4. 外壁塗装工事(中塗り・上塗り)
  5. 撤去と完了検査(足場や養生の撤去・塗装後の状態確認・修正など)

外壁塗装は3回塗りが基本です。

1回目の下塗りは下地強化とも言い、外壁材と塗料の接着力を強化し、工場の耐久性を高める外壁塗膜としての役割も果たします。

2回目の塗装は中塗りと言い、さらに耐久性を高めるための目的を持ちます。中塗りではムラができないように塗装するのがポイントとなり、ここでムラができてしまうと滑らかさが損なわれるだけでなく、塗装が剥離する原因に繋がります。

最終仕上げ工程の上塗りでは、下塗り・中塗りと同様に耐久性を上げる役割を果たしつつ、色ツヤや滑らかさなどを作っていきます。塗料の種類や状態に合わせて、2〜3回上塗りを繰り返すこともあります。

これらの工程を省略してしまうと、数ヶ月も経たないうちに塗料が剥がれたり、ひび割れが発生する恐れがあります。業者をお選びいただく際は、「費用が安すぎないか?」「施工期間が短すぎないか?」といった点もお気をつけください。

弊社の施工の流れについては「施工の流れ」で詳しく解説しています。

費用相場は塗料の種類によって差がある

工場の外壁塗装で使用する塗料は、鉄への塗装に対応している油性塗料が大半です。また、工場内の環境を良くするために、遮熱塗料を選択される方が多い印象です。

工場の外壁塗装に使用する塗料は、ウレタンやアクリル、シリコンが一般的で、なかでもシリコンは価格と耐久性のバランスが良く、修繕計画も立てやすいことから、人気のある塗料となっています。

塗料費用耐用年数
ウレタン1,000〜1,800円 /㎡10年
アクリル1,000〜1,600円/㎡5年
シリコン1,200〜1,900円/㎡10年〜20年
フッ素3,600〜4,500円/㎡15年〜20年
ピュアアクリル3,600〜4,500円/㎡15年〜20年

フッ素やピュアアクリルは高耐久塗料で、耐候性・耐汚染性・防水性などに優れています。お手入れが難しい部分やメンテナンス期間を伸ばしたい部分などにも適しています。

外壁の塗り替え費用相場についてはこちらのコラム「外壁の塗り替え費用の相場は?塗料の種類・安くするコツは」で詳しく解説していますので、参考にご覧ください。

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