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マンションの外壁補修の種類とは?特徴やメンテナンス周期、劣化サインについて解説

2025年1月21日

マンションの外壁補修の種類とは?特徴やメンテナンス周期、劣化サインについて解説

マンションの性能を保ち、美観を維持するためにかかせない外壁の補修工事。この外壁補修は、マンションの大規模修繕の中でも特に重要性の高い工事で、定期的な実施が必要となります。

基本的には10年から15年ごとに行われる外壁補修。しかし、外壁の劣化が見られる場合、メンテナンス周期を迎える前であっても早期に修繕しなければ、建物や居住者に重大な被害を与えてしまう危険性があります。

適切な外壁補修工事を行うためにも、この記事ではマンションの外壁補修の必要性、外壁補修の種類とメンテナンスのタイミング、建物の劣化のサイン、外壁補修工事を行う際の注意点を解説します。

マンションの外壁補修はなぜ必要?

マンションの外壁補修はなぜ必要?

マンションの外壁補修は、マンションの性能や資産価値を維持するために必ず行わなくてはならない工事です。まずはマンションの外壁修繕がなぜ重要なのか、詳しく見ていきます。

外壁の防水性や耐久性を維持する

マンションの外壁は、雨風や湿気、紫外線、気温の変化などの外的要因により、日々ダメージを受け続けています。年数とともに外壁の劣化が進むと、防水性能が低下したり、ひび割れが生じたりし、雨水や炭酸ガスが建物の内部に侵入しやすくなります。そうすると、内部の鉄筋がさびついて腐食し、建物の耐久性が失われてしまうのです。そのため、外壁には定期的に防水性や耐久性を向上する修繕作業が必要となります。

タイルの落下による事故を防ぐ

外壁にタイルが使用されている場合、タイルの落下による居住者や歩行者との事故にも充分に気を付ける必要があります。

タイルは経年劣化が進むと、ひび割れや浮きが生じることがあり、最悪の場合、剥落を起こして落下します。 落下した先に居住者や歩行者がいた場合、タイルが直撃してケガを負わせるなど大きな事故に繋がる危険性があります。そのような事故を防ぐために、タイルの定期的な点検や修繕が必要です。

マンションの資産価値を高める

マンションは外壁の劣化や損傷が目立ち、美観が損なわれると、資産価値が下がります。定期的に外壁の補修を行うことで、マンションの美観や性能を改善することができ、資産価値を維持したり、高めたりすることに繋がります。

マンションの外壁補修の種類

マンションの外壁補修の種類

マンションの外壁補修の必要性が理解できたところで、マンションの外壁補修の具体的な種類を4つ解説していきます。それぞれの補修作業の周期や、周期を迎える前でも修繕が必要なケースも解説しますので、しっかり見ていきましょう。

マンションの外壁補修の種類① 外壁塗装

マンションの外壁塗装を行うことで、建物の美観を保つことができるだけでなく、雨風や紫外線などによるダメージから外壁を保護し、防水性や耐久性を改善・維持することができます。

マンションの外壁塗装の周期は10年から15年ごとが目安とされています。ただし、建物の状態によっては、メンテナンス周期を迎える前でも塗装工事を行う必要があります。以下のような状態を確認した場合は、早めに専門業者に相談し、修繕を行いましょう。

  • 塗装の剥離
  • 鉄筋コンクリートの剥離
  • チョーキング現象(外壁を触った際に白い粉が付着している状態)の発生
  • 幅0.3㎜以上のひび割れ
  • 雨漏りの発生
  • カビやコケ、藻の発生
  • 鉄部のさび

関連記事:「外壁塗装は何年ごとに行うべき?塗り直しを検討すべき劣化のサインと塗装を長く保つコツについて

マンションの外壁補修の種類② タイルの張り替え

マンションの外壁がタイルである場合、タイルの定期的な点検や張り替えが必要になります。タイル自体は、他の外壁素材と比べても耐久性が高く、劣化しにくい素材です。しかし、地震の揺れや気温の変化などにより、タイルを貼り付けているシーリング材の接着効果が弱まっていきます。タイルのメンテナンスは、タイル間のシーリング材の耐用年数である10年を目安に行うようにしましょう。

メンテナンスではタイルを一つ一つ叩いて浮きをチェックするほか、タイルの剥離、ひび割れなどがないか確認します。大きな不具合がある場合は、タイルの張り替えを行います。それほど大きな不具合でない場合は、下地とタイルの間に樹脂を注入して修繕するのが一般的です。

マンションの外壁補修の種類③ コンクリートの補修

マンションの多くは、鉄筋とコンクリートで造られています。コンクリートは、乾燥や気温の変化などにより、膨張と伸縮を繰り返す性質があり、年月が経つとひび割れや欠損などの症状が発生するようになります。このひび割れや欠損を放置してしまうと、雨水が浸入し、建物の構造内部の鉄がコンクリートを押し出すなど、おおがかりな工事が必要となる不具合が発生することも。

そういった重大な不具合を防ぐためにも、コンクリートのメンテナンスは10年から15年を目安に行うようにしましょう。なお、コンクリートにひび割れや欠損を確認した場合は、メンテナンスの周期を迎える前でも早めに専門業者に相談し、修繕を行う必要があります。

コンクリートの補修を行う際は、ひび割れや欠損箇所に樹脂モルタルやエポキシモルタル・シーリング材を充填して、割れ目を埋めていきます。コンクリートにチョーキング現象が発生している場合は、高圧水洗浄などの下地補修をおこなってから、仕上げ塗装を行うのが一般的です。

マンションの外壁補修の種類④ 外壁の洗浄

外壁の洗浄は、マンションの美観を保つために必要な作業。また、外壁塗装を行う際、外壁にチョーキング現象が発生していたり、現在の塗装の付着力が弱まっていたりする場合は、高圧水洗浄を行ってから塗装を行うことできれいに仕上がります。

この外壁の洗浄は、建物の美観を維持するためにも、年に1、2回の実施がのぞましいとされています。

マンションの外壁補修工事中の注意点

マンションの外壁補修工事中の注意点

マンションの外壁補修の工事期間中は、居住者の日常生活にさまざまな支障や影響を及ぼすこととなります。具体的には、騒音、塗料や薬剤の臭い、足場や養生シートで覆われることにより日当たりが悪くなる、ベランダに洗濯物を干せなくなる、窓からの作業員の視線が気になるなどの影響があります。

これらの影響による居住者からのクレームやトラブルを防ぐためにも、必ず工事前に居住者に外壁補修工事について説明を行いましょう。工事に伴う注意事項のほか、マンション全体の工事期間・工事箇所、各階・居室にいつどのような影響があるのか明示する必要があります。そして、マンションの掲示板に案内を掲示するだけでなく、各戸に説明文書を配布するようにし、居住者に工事について理解と協力を得られるようにしましょう。

関連記事:「外壁塗装の全工程を解説!気を付けるポイントや近隣トラブルも紹介

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今回はマンションの外壁補修について解説しました。

私たち「白鳳」は、施工実績6,000件以上の大規模修繕工事専門店です。
外壁補修やリフォーム、建材の張り替えの他にも、床や内装、タンク、配管、建具などの塗装も得意としています。

マンションの外壁は外部環境や経年劣化により、定期的なメンテナンスや修繕の必要が生じます。
建物を長く安全に保つためにも、長期的に安心してお付き合いできる優良業者に依頼することが大切です。

白鳳ではお客様の想いやご希望をお伺いした上で、お見積書などのご作成や工事をお請けしています。
ご相談は無料となっておりますので、大規模修繕・外壁塗装でお悩みのマンションオーナー様は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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