外壁塗装をしないとどうなる?劣化を放置することで生じる問題点
2024年4月12日
一般的に、外壁塗装は10年〜15年のサイクルで行われます。
このサイクルは、塗料の寿命を考慮して設定されていますが、劣化が進行する前に定期的な塗装を行うことで、補修作業を最小限に抑え、コストを節約することができます。
しかし、外壁塗装は安価な作業ではありませんので、「外壁塗装は本当に必要なのだろうか」「外壁塗装をしないとどうなる?」…などと疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、外壁塗装をしないとどうなるのか、そのデメリットについてご紹介していきます。また、外壁塗装が不要なケースについてもお伝えしているので、外壁塗装についてお悩みの方はぜひ参考になさってください。
<目次>
外壁塗装しないとどうなる?4つの問題点
外壁塗装は、一度行えば終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
では、外壁塗装が劣化した状態で放置された場合、どのような影響があるのでしょうか。
ここでは外壁塗装をしないとどうなるのか、4つの問題点についてご紹介します。
外壁塗装しないとどうなる?①雨漏り
外壁塗装をしないとどうなるのでしょうか。まず最初に発生しやすい一般的な問題の1つが「雨漏り」です。
外壁塗装は、建物を風雨などから守る役割を果たしますが、外壁塗装の劣化が進むと塗装が剥がれてしまい、雨水が外壁に染み込みやすくなります。
この雨漏りは、次第に建物内部の柱や土台を腐らせ、建物の寿命を縮める原因にもなります。
また、雨漏りによってカビが発生すれば健康にも悪影響となります。
カビには水分を保持する性質があり、カビが生えた部分は湿気がこもりやすくなります。この湿気が原因でコケや藻が繁殖して外壁の塗装や建材が劣化し、塗装だけでは修復が難しくなることも考えられます。
このように、外壁塗装の劣化による雨漏りは、建物の寿命が短くなったり、健康被害を引き起こしたりするリスクがあるため、早めに対処することが重要です。
外壁塗装しないとどうなる?②ひび割れ
外壁塗装は直射日光や風雨などにさらされることで、塗料の樹脂成分が劣化して、粉っぽく浮き出てしまう「チョーキング」という現象が生じることもあります。
このチョーキング現象は、塗膜の機能が低下しているというサインであり、放置したまま外壁塗装をしないと外壁がひび割れてしまうリスクが高まります。
また、外壁材の種類によっては、ひび割れた部分を元通りに修復することが難しいのですが、だからと言って放置したままではさらにひび割れが大きくなる可能性もあるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
外壁塗装しないとどうなる?③美観が損なわれる
外壁塗装は、建物を守るだけでなく、美しい見た目を維持するためにも欠かせないものです。
長期間、外壁塗装をしないまま放置すると、色あせやコケなどが目立って建物全体の美観が損なわれ、訪れた人によい印象が与えられなくなる可能性があります。
特に、工場やオフィスなどの事業用建物の場合は、外観の美しさがクライアントや顧客からの信頼や従業員のモチベーションに影響を与えることがあるため、定期的なメンテナンスによって外壁の美しさを維持することが大切です。
外壁塗装しないとどうなる?④修繕費の増加
定期的に外壁塗装をしないと、建物の劣化が進行し、将来的に大規模な修繕が必要となるケースもあります。
外壁の劣化だけであれば、塗装をすることで修復できますが、建物そのものが劣化してしまうと、外壁以外の部位の修繕まで行わなければならず、かえって修繕費用が高額になる可能性があります。
もし、外壁塗装を行うタイミングの判断が難しい場合は、外壁塗装の専門業者に相談し、意見を求めることをおすすめします。
豊富な経験や幅広い知識を持った専門業者であれば、建物の状態を適切に評価し、必要なメンテナンスや修繕を提案してくれます。これにより、建物の寿命を延ばし、修繕費用を抑えることができるでしょう。
関連記事:工場の外壁を塗装するメリットは?費用相場かやタイミングについても解説
外壁塗装が不要なケース
これまで、外壁塗装をしないことで生じる問題点についてご紹介してきましたが、外壁塗装をしなくてもよいケースもあります。
では、どのようなケースで外壁塗装をしなくてもいいのでしょうか?該当するかどうか以下をチェックしてみてください。
外壁材がタイル・レンガ
外壁材にタイルやレンガが使用されている場合、一般的には外壁塗装をする必要がありません。
なぜなら、これらの素材は耐久性が高く、通常の環境下では数十年にわたって色あせや劣化が起こりにくいためです。
ただし、特殊な状況やダメージがある場合は別です。例えば、タイルやレンガに亀裂やひび割れが見られたり、色あせが著しくなっている場合は、塗装や修繕が必要になる場合もあります。
建物が建って10年に満たない
新築から10年以内の建物では、通常は外壁塗装をする必要はほとんどありません。
なぜなら、新築の建物の外壁には、10年以上の耐久性を持つ塗料が使用されていることが多いからです。これらの塗料は、環境や時間の経過に比較的耐性があり、劣化が少ない特性もあります。
また、新しい外壁はまだ劣化がほとんど進んでおらず、環境によるダメージも少ない場合が多いため、塗装の必要性があまりないと言えます。
ただし、外壁にひび割れや剥がれ、色あせが見られる場合は、塗装をしないといけませんので、判断に迷った場合は、専門業者に相談をしてみることをおすすめします。
専門業者が必要ないと判断した
外壁塗装の専門業者が「塗装の必要がない」と判断した場合は塗装は不要です。
外壁塗装の専門業者は、外壁の劣化や状態を正確に見極めるために必要な知識と経験を持っており、適切な判断を行うことができます。
したがって、業者が建物の状態を十分に確認し、「塗装の必要がない」と判断した場合、それに従うことが適切です。さらに塗装が不要であれば、無駄な費用や手間を省くことができるという利点もあります。
ただし、定期的な点検とメンテナンスを行うことは大切です。外壁の状態は変化する可能性がありますので、定期的なチェックを行い、必要に応じて適切な対処をしましょう。
外壁塗装を行うことで将来的な費用の節約ができる!
これまで、「外壁塗装をしないとどうなる?」と疑問を抱いている方に向けて、塗装をしないことで生じる問題点や、塗装が不要なケースについてお伝えしてきました。
しかし、外壁塗装の劣化を見つけるには素人にとっては難しい場合もありますし、塗装工事には一定の費用がかかりますので、できるだけ後回しにしたいと思われる人もいるでしょう。
また、「塗装のタイミングが適切か不安…」「塗装の必要性は低いかもしれないが心配」という場合は、遠慮なく業者に相談することをおすすめします。
専門業者のアドバイスを受けることで、目では確認できない劣化症状が早期に発見できるほか、建物の特性や地域の気候に合わせた最適な外壁塗装の提案もしてくれるでしょう。
このように、定期的にメンテナンスを行うことによって、将来的な修繕費用を節約することもできます。
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